横浜市の林市長は２２日午後の会見で、カジノを含むＩＲ＝統合型リゾート施設の誘致に乗り出すことを明らかにしました。

　「ＩＲ実現に向けて、本格的な検討準備を進めることにした」（林文子 横浜市長）

　候補地は山下公園などに近い「山下ふ頭」だということです。
林市長はこれまで誘致について「白紙」と、慎重な態度をとってきましたが、大きな経済効果が見込まれることなどから誘致を決めたということです。

　誘致表明は、大阪、和歌山、長崎に続き４か所目ですが、国はＩＲの設置地域を最大３か所としていて、競争の激化が予想されます。

　「きょうは（市長と）会うことはできませんので」（横浜市の職員）

　一方、会見の終了後には、誘致反対を訴える市民らが署名を渡そうと市長室前を占拠し、職員と押し問答となりました。
市民の間には治安悪化などを懸念する声もあり、横浜市は今後、説明会を開いて理解を求めていくとしています。（22日17:32）

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