東京五輪・パラリンピックを1年後に控え、警察が信号機のない横断歩道で
一時停止しない車の取り締まりを強化している。大勢の訪日外国人が見込まれ、
お年寄りや子どもが横断歩道上で巻き込まれる事故がなくならない中、歩行者優先の意識は浸透するか。

道路交通法は車やバイクの運転者に対し、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいたら一時停止し、
道を譲るよう定める。反則金(6千円〜1万2千円)など行政処分のほか、事故などで立件されると、
3カ月以下の懲役か5万円以下の罰金が科せられる。

 東京都大田区蒲田5丁目で、横断歩道を渡っていた数人が驚いて足を止めた。
その1メートルほど先を車が突っ切って走り抜けた。普段から多くの人が行き交うアーケード街。
警戒していた警視庁の警察官が、運転していた男性を道交法違反(横断歩行者妨害)の疑いで摘発した。
男性は取材に「横断中の人がいるのはわかっていたが、急いでいた」と答えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190810-00000077-asahi-soci