愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、いわゆる従軍慰安婦を象徴する少女像の展示に対する脅迫文がファクスで送られた事件で、県警は7日、同県稲沢市の男を威力業務妨害容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、男は2日午前、同芸術祭の主会場・愛知芸術文化センター内にある県美術館に、「少女像を大至急撤去しろ。さもなくばガソリン携行缶を持ってお邪魔する」という趣旨のファクスを送り、業務を妨害した疑い。

 少女像などを展示した企画展「表現の不自由展・その後」は1日から開催されていたが、脅迫する内容のファクスが届くなどし、3日限りで中止された。県は6日、県警に被害届を提出していた。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190807-00050278-yom-soci