https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190806-00028998-president-bus_all

■正直スッキリした気持ちです

 「もともとやりたいことがないまま就職したのが悪かったんです。次はもっと興味が持てる仕事を探したいですね」

 そう語るのは、2019年都内の私立女子大を卒業し、4月に新卒入社した会社を出社1日目に退職した高岩真里さん(仮名・22歳)だ。
なんと彼女、入社当日わずか3時間で会社に退職を伝え、そのまま帰宅したという。何があったのか。

 その発端は就職活動時に遡る。
彼女はいろいろな業界を見たというが「面接や筆記試験のために対策しなきゃいけないと聞いてめんどうくさいと思った」という理由で各企業や業界の研究もせず、
たまたま内定をもらったアパレル店にスタッフを派遣するアウトソーシングを担う会社に就職した。だが……。

 「採用パンフレットでは店舗向けにアウトソーシングの派遣をする側の企業なんだなということくらいしか記憶に残らなかったんです。
でも、内定者研修に参加し、実態は自分が派遣される側になって働くということがわかりました。想定外でした」

 さらに、入社前とのギャップに加え、社員の性格にも違和感を覚えた。