ロイター通信によると、米政府高官は30日、貿易問題などで対立が深まる日韓両国に対し、争いを一時休止する合意を交わすよう提案する考えを示した。
米国としてこれ以上の関係悪化を望まない姿勢を鮮明にした形だ。

同通信によると、米高官はこの提案について「両国の立場の違いを解決するものではないが、これ以上の応酬を一定期間回避することで、対話の時間を確保できる」と説明した。
 国務省当局者は取材に対し、米国として日韓関係を「仲裁」する意図はないとしつつ、「二つの同盟国が、誠実な対話を通じて問題解決できるよう引き続き奨励していく」と述べた。
 ポンペオ国務長官は8月1日から東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議出席のためタイのバンコクを訪れる。
河野太郎外相や韓国の康京和外相と会談し、こうした考えを直接伝える可能性がある。

米高官、日韓に「紛争休止合意」求める=外相会談で伝達も
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019073100187&;g=int