友人らに殺害される設定の小説をインターネットに投稿され名誉を毀損(きそん)されたとして、
神奈川県の私立小学校の女子児童が、ネット関連会社「DMM.com」(東京)に発信者情報の開示を求めた訴訟で、
東京地裁は25日、氏名や住所などを開示するよう命じた。

DMM側は、小説上でアルファベット表記された登場人物は女子児童らと同一ではないと主張したが、大寄久裁判官は「読んだときの音が似ており、発信者は女子児童や友人の名前の一部を意図的に用いたと推認できる」と指摘。
「限度を超えた悪意のある攻撃で、平穏な日常生活を送る権利が侵害されていることは明らかだ」と判断した。

判決によると、女子児童は不眠などの症状が出て、今年6月に適応障害の診断を受けた。

https://www.sankei.com/affairs/news/190725/afr1907250027-n1.html