文大統領、日本批判の背景は?

解決の糸口の見えない韓国への輸出規制の問題です。15日、文在寅大統領が、
この問題について再び言及しました。「日本経済に大きな被害を与える」。
これまでになく強い言葉で、日本に警告しました。その背景には何があるので
しょうか。(略)

 “強気”な発言は、先週からの動きを受けてのものだといえます。

 韓国政府内部では当初、参議院議員選挙が終われば日本側は態度を軟化させる
だろうという楽観的な見方が少なからずありました。ところが、韓国大統領府の
関係者によると、先週の事務レベル会合で日本側の説明を聞いて「これは本気だ」
と、「問題が長期化しそうだ」との判断に傾いたということです。長期化すれば
するほど韓国経済にとっては痛手ですし、日本に主導権を握られないためにも
強い発言に出たとみられます。

Q.韓国世論の影響もあるのでしょうか?

 一定程度あると思います。最新の韓国の世論調査によりますと、日本に「好感を
持てる」と答えた人が過去最低の12%にとどまりました。さらに、先週、東京で
開かれた事務レベル会合を韓国メディアは「倉庫会合」と表現するなど日本側の
対応の冷たさを報じ、日本に反発する韓国市民も少なくありません。
 文在寅大統領は、こうした世論を意識したともいえそうです。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3726038.htm?from_newsr