韓国への輸出規制を厳しくする措置をめぐって、日韓両政府による事務レベルの会合が12日、都内で始まり、
開始から4時間たった今も続いています。

日韓の事務レベルの会合は、日本が今月4日に韓国に対する半導体の原材料などの輸出規制を厳しくしてから
初めてで、経済産業省で午後2時ごろから始まり、当初の見込みを大幅に超えて4時間たった今も続いています。

会合は非公開で、両政府から貿易管理を担当する課長などが出席し、韓国側は今回の措置について詳細な
説明や措置の早期撤回を求めたものとみられます。

これに対して日本側は、
▽輸出規制を厳しくする対象となった3つの品目が軍事転用可能な物資であるにもかかわらず不適切な事案が
複数見つかったことや、
▽韓国側の当局が適切な対応をとらなかったこと、などを説明し、安全保障上の懸念があることを
直接伝えたものとみられます。

韓国側からの撤回の要請に対しては、今回の措置は貿易管理の国内の運用を見直すもので、2国間で
協議する対象ではないとして撤回しない方針です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190712/k10011991491000.html