韓国国会で10日に行われた経済分野の対政府質疑で、韓国政府からは
経済状況に関する前向きな見通しが相次いだ。しかし、国際的な
格付け会社は次々に韓国の経済成長率見通しを下方修正しており、
韓国政府の認識が甘すぎるのではないかとの指摘が出ている。

この日の対政府質疑では、日本による経済報復措置に対する韓国政府の対応の
方向についても議論が及んだ。野党・自由韓国党のクァク・テフン議員は
「韓国大統領府(青瓦台)の金尚祖(キム・サンジョ)政策室長が
(日本の輸出規制対象品目を予想した)『ロングリスト』があると言っていたが、知っているか」と
李首相に尋ねた。金室長が、日本の輸出規制方針が明らかになった後で
「あらかじめ品目を予想していた」と述べたことについて「無責任だ」と指摘したわけだ。
これに対し李首相は、金室長の発言内容を「知っている」とした上で
「政策室長として色々なことを言い過ぎている」と述べた。日本の報復措置
によってデリケートになっている状況で、政策室長は発言に慎重を期すべきだと公に
警告したようなものだ。

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