日本政府の半導体素材など輸出規制が韓日関係を最悪に追い込んでいる中、現場を指揮すべき
駐日韓国大使館の経済公使が4ヵ月間不在していることから論議を呼んでいる。
2018年10月、日本の東京駐日韓国大使館で開かれた国会外交通商委員会の国政監査で、
李洙勲駐日韓国大使が発言している。

「日本政府が経済報復措置は簡単に取られないだろう」と判断していた韓国政府の安易な認識を象徴的に見せることだ。
外交筋は「日本政府で経済産業省が韓国向けの報復措置の先頭に立っている現状況で情報収集と対応策を
現場で率いるべき経済公使の空白は大きな打撃にならざるを得ない」と話した。

経済公使は政務公使とともに経済と政務を分担して大使を補佐する駐日大使館の最高位要職だ。外部公募を通じて選抜される。

「朴槿恵青瓦台」で勤めた前任者は2015年、韓日慰安婦合意に関連した両国協議に参加したという理由で
「積弊論議」が起こり、昨年10月、国政監査帳に名前が公開されるなど、与党の標的になった。
その後、今年3月に退いた。それからこの席は空席として残っている。

日本政府が韓国に対する経済制裁措置の一環で半導体素材の禁輸を検討しているという日本メディアの報道が出たのは1月19日。
産経新聞が発行する「夕刊フジ」は当時「韓国経済を支える半導体の製造に必須の”フッ化水素”など
核心素材と部品輸出を禁止することを求める声が自民党内で高まっている」とし
「経済産業省が戦略物資であるフッ化水素の輸出管理を強化すれば、韓国に打撃を加えることができる」と報じた。

半導体輸出規制カードが報復リストに含まれていた可能性が大きい状況だったが、韓国政府は経済公使が退いた
3月以降、現場の指令塔を空けておいたまま、備えを疎かにしたという批判の声が出るしかない。

ソウルの韓国政府筋は7日「後任公募の手続きで一時、最終候補が2人まで絞られたが、
不適切な理由などが発見され、2人とも脱落するなど決定が先送りされていると知っている」として
「もう少し時間がかかるだろう」と話した。

http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/55552027.html