イノシシの背中にしがみついて仲よく散歩する姿で人気を集めたニホンザルの「みわ」が、飼育されている福知山市動物園から脱走し、職員が行方を探しています。
脱走したのは、福知山市動物園で飼育されている9歳のオスのニホンザル、「みわ」です。
9年前に生後1か月で親と死に別れて保護され、一緒に育てられたイノシシの背中にしがみついて仲よく散歩する愛らしい姿が人気を集めました。
動物園によりますと、28日朝、飼育員が確認したところ「みわ」の姿はなく、おりの一部を内側から押すと30センチほど隙間が空く部分が見つかりました。
市の職員などおよそ30人が園内と周辺の公園などを捜していますが、今のところ、目撃情報はないということです。
動物園は、「みわ」を捜索するため29日と30日は休園し、その後も見つからなければ当面の間、休園を続けるということです。
二本松俊邦園長は、「おりの中ではお山の大将ですが、外に出ればおとなしいです。
おなかが減ったら帰ってくるのではないかと期待しています。残されたイノシシも寂しそうです。もしも見つけた場合には、食べ物は決して与えずに、すぐに動物園に知らせてください」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190628/k10011973971000.html
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