「くれよんタクシー」発車!小学生の絵ラッピングで交通安全訴え
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都内最大級のタクシーグループ・チェッカーキャブ無線協同組合の墨田区、江東区周辺の10社が参加し、タクシー業界初となる“交通安全を訴えるタクシー”「くれよんタクシー」を走らせることになり、26日に墨田区立業平小学校で出発式が行われた。

 「くれよんタクシー」とは、同小学校の新3年生76人が「交通安全」をテーマに絵を描き、その絵を参加会社の計20台のタクシーにラッピングを施したもの。
出発式に参加した子どもたちは、自分の絵がラッピングされたタクシーの前でドライバーたちと記念撮影を行ったり、乗車体験などを行った。新3年生の金村花音(かのん)さん、込山枝美里(えみり)さんは「この絵を見てもらうことで、少しでも事故がなくなってくれればと思います。
自分の描いた絵が貼られたタクシーを街中で見つけたら、ちょっと恥ずかしいけど、手を振って見守りたいです」と笑顔でコメントした。

 今回、全国のタクシーとして初めて「くれよんタクシー」を走らせることになった同組合の保岡政利営業委員長は「交通安全・事故防止をタクシーに乗車される方、街を歩く人々や、くれよんタクシーとすれ違う車に訴えかけることができるのではないか。
また、子どもたちの交通事故を1件でも少なくしたい、というチェッカーの思いが込められたタクシーです。そして、乗務員の事故防止の意識向上も目指しております」と、導入の意義について話した。

 出発式に参加した本所警察署交通課の山田真(まこと)課長は「子どもたちが描いた絵の一枚一枚が、街の方に交通安全を呼びかけることは素晴らしいことだと思います。皆さんも交通安全を意識して、これから生活をしていただきたい」と、子どもたちに感謝の言葉とともに交通安全の大切さを伝えた。

 なお「くれよんタクシー」は、秋の交通安全運動終了まで運行される。