農林水産省の元事務次官の76歳の父親が44歳の長男を刺したとして逮捕された事件で、東京地方検察庁は21日、
殺人の罪で起訴しました。
起訴されたのは農林水産省の元事務次官、熊澤英昭被告(76)です。

起訴状などによりますと今月1日、東京・練馬区の自宅で長男の英一郎さん(44)の首などを包丁で複数回刺して
殺害したとして殺人の罪に問われています。

逮捕段階での調べに対し「長男は家庭内で暴力をふるっていて身の危険を感じた」などと
供述していたということです。

また、事件当日、自宅近くの小学校で行われていた運動会の音について息子が腹を立てていたほか、
川崎市で51歳の男が小学生らを殺傷した事件を見て「息子も周りに危害を加えるかもしれないと不安に思った」
という趣旨の供述をしていたということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190621/k10011963871000.html