私は悩んだ時には近所のお寺へ行き、住職さんに人生相談しています。彼は父親より年上だけど、いつも言葉で元気を与えてくれるステキな男性です。
だから、少しだけ恋心みたいな感情を思春期の頃から抱いていました。今回、住職を訪ねたのは、恋人との婚約に関する不安を相談するためです。
将来に対して漫然とした不安が出てきたことを伝えると「この世の出来事はすべて幻想。だから、気を病むことはないんだよ」と笑顔で言われました。
でも、幻想の一言で悩みを片づけられることに強い反発を感じたんです。
激しい性格の私は怒りを抑えられず住職の“小坊主”に手を当ててしごきます。
「だったら、この快楽も幻想ですか?」
「そうだ。感じているようで感じていない。要するにあなたを取り巻くすべてが仮想現実なんだよ」
「いいわ。じゃあ、精液という形あるものを出して、住職さんに現実を認識してもらいます」
私は彼の法衣を脱がしてペニスをしゃぶりました。普段、お嬢様に見られる私ですが、風俗経験もあり、フェラには絶対的な自信があったの。
やがて住職は座禅の格好をしながら、般若心経を唱え始めました。ここまで悟りを開いた彼に勝つには、エッチするしかありません。
私は対面座位で挿入し、激しく腰を動かしました。それに加えて、お経を阻止するため、ディープキスで口封じ。
濡れた私の性器とペニスが摩擦する卑猥な音だけが広い本堂に響きました。私の呼吸が荒くなってキスを中断し、深く挿入しながら腰を左右に振ると、再び彼はお経を継続して…。
「ああっ、イッちゃう。住職さんのすごくいい!」
「ギャーテー、ギャーテー、ハラ…。ギャーッテー」
一瞬、お経のリズムが乱れた時、私の中に温かいものが放出されたのを感じました。私は両足を広げ、ダラダラと滴る精液をこれでもかと見せつけます。
「こんなに無数の精液が出たよ。住職さんの負けだわ」
「無数という字は数がないと書く。たくさん精液が出てもそれはないのと同じ」
この意外な反論に返す言葉もありません。結婚も離婚も、すべては幻想だと思えば気が楽に…。イッた快感もあって煩悩は消え、すがすがしい気持ちで帰ることができました。
(書き手・イッ休さん)