兵庫県内で繰り返しバイクを盗んだとして、兵庫県警捜査3課などは7日、窃盗などの疑いで、住所不定、飲食店店員、平野幸嗣被告(48)=同罪などで公判中=を逮捕、送検したと発表した。
廃品回収業者を装い軽トラックで住宅街などを巡ってバイクを物色しており、県警は起訴済みの4件を含む計652件(時価約1800万円相当)を裏付け、捜査を終えた。

県警によると、平野容疑者は「家庭で不要になったバイクを買い取ります」と拡声器で呼びかけながら、軽トラックで兵庫と大阪両府県内を巡回。
マンションの駐輪場近くなどに停車させ、シートが破損したバイクなどを狙い、軽トラの荷台に載せていた。盗んだバイクは友人を経由し大阪府内の買い取り業者に転売していたという。

送検容疑は平成28年5月〜31年1月、神戸と西宮両市内の駐輪場などでバイク4台を盗んだとしている。

29年8月、神戸市内で大量のバイクのナンバープレートが捨てられた状態で見つかり、県警は防犯カメラ映像や指紋などから平野容疑者を割り出した。
調べに対し「借金を返すためにやった」と供述している。

https://www.sankei.com/west/news/190607/wst1906070043-n1.html