吉野家の牛丼を缶詰に 非常用保存食「缶飯」が話題に 全6種類で一部売り切れも 商品企画担当者に聞いた

吉野家が先月末に発売した非常用保存食「缶飯」が、ネット上で注目を集めています。1缶あたり約800円という価格ながら、
ご飯も一緒になっていて「かなり需要あると思う」といった声も上がっています。開発の経緯を聞きました。

「缶飯」6種類
吉野家公式通販ショップで5月31日に販売を開始した「缶飯」。

ラインナップは牛丼、豚丼、焼鶏丼、牛焼肉丼、豚生姜焼丼、焼塩さば丼の6種類。

内容量はそれぞれ160gで、賞味期限は製造日を含めて3年、常温保存が可能です。

お米は高機能玄米「金のいぶき」を使用しており、味付けは実際にお店で提供している、もしくは提供していた商品と同じものを目指したそうです。

6種類を1缶ずつ詰めたセットと、各缶を6缶ずつ詰めたセットがあり、いずれも価格は税込み4860円。発売直後から注文が相次ぎ、
牛丼6缶セットなど売り切れになっている商品もあります。

味付けに苦労
開発にあたって苦労したのは、やはり味つけでした。

「玄米を使用している特性上、味がなじむまでに約1カ月かかります。試作と修正を繰り返し、販売までに約2年かかりました」

初回準備分のうち、6種6缶セットと牛丼6缶セットは販売開始から2日で完売。

話題になったことについては「かなりの反響で驚いています。こんなにも注目をしていただけてありがたいことです」と話していました。

https://news.goo.ne.jp/article/withnews/trend/withnews-9019060400003.html
「缶飯」は全6種類あります=吉野家提供
https://img.news.goo.ne.jp/picture/withnews/m_withnews-9019060400003.jpg