今週、テレビ・新聞・ネット上ではある議論が巻き起こっている。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190602-00000016-ann-soci
「死にたければ一人で死ねばいい」、今週はこの言葉に対する是非論で持ち切りだったが、
そもそも一体なぜこの議論が白熱の論議や炎上の材料となったのか。

ことの発端は事件が起きた先月28日。TBSの昼の情報番組での落語家・立川志らくさん(55)の
発言だった。落語家・立川志らくさん:「死にたいなら1人で死んでくれよ!ということですよ。
何で子どもの弱い、そういうところに飛び込んでくるんだ!信じられない!」

ネットでも…。「他人を巻き込むな!」「子どもの命を何だと思ってるの?」。しかし、志らくさんが
発言した約2時間後、この声に異論を唱えるネット記事が。「『死にたいなら一人で死ぬべき』という
非難は控えてほしい」、発信者は生活困窮者の支援をするNPO法人の代表理事・藤田孝典さん。

藤田氏は、こういった発言がネット上に流れることにより“犯罪者予備軍”の人たちを刺激する
かもしれないと指摘。ここから論議が広がっていく。安藤優子キャスター(60)は藤田氏の
記事を受けて。

安藤優子キャスター:「社会すべてを敵に回して死んでいくわけですよね。だったら、自分1人で
自分の命を絶てば済むことじゃないですか」

さらに、宮根誠司キャスター(56)は…。宮根誠司キャスター:「自分一人で自殺したらいいんじゃないか…
と思うんですけど。何でこんな幼い子どもを含めて何の罪もない人を巻き込むのか」

翌29日はタレントの高橋ジョージさん(60)がツイッターで…。
高橋ジョージさん:「いったい、何人の命を奪おうとしたのでしょう?『勝手に一人で死ねば』の前には
『人を巻き込むくらいなら』が入るのです。非難されて当然です」

さらに30日、梅沢富美男さん(68)は…。
梅沢富美男さん:「これから被害に遭った人たちはどうやって、何を頼りに生きていけばいいんだ?
だから、一人で死ねって言ってるんだ!当然のことだろ!そういうことをいちいちネットで話題に
すること自体、おかしいわ!被害者の気持ちになってみろ!」と、怒りをあらわにした。