長男刺殺容疑で送検された元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)が「(長男を)刺さなければ、自分が殺されていた」と供述していることが4日、捜査関係者への取材で分かった。

 長男の無職英一郎さん(44)から家庭内暴力を受けていたといい、精神的に追い込まれていた可能性があり、警視庁が経緯を調べている。

 捜査関係者によると、熊沢容疑者は、英一郎さんが中学2年のころから暴力を振るうようになったと供述。
 その後、東京都練馬区の容疑者宅とは別の場所で生活し、容疑者が時折様子を見に行っていた時期もあった。
 英一郎さんの希望で今年5月下旬から再び同居していた。

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