6月1日の「電波の日」を記念する式典が、3日熊本市で開かれ、離島や山間地でインターネットの通信環境を整備するなど、情報通信や放送の発展に貢献した個人と団体が表彰
されました。

「電波の日」は、昭和25年6月1日に電波法や放送法などが施行され、電波の利用が広く国民に開放されたことを記念して設けられています。

総務省九州総合通信局などが主催して熊本市中央区で開かれた式典にはおよそ200人が出席し、はじめに放送や通信の団体でつくる九州電波協力会の前田仁会長が「全国で災害
が相次ぐ中、電波や放送が果たす役割はますます重要性を増している。また、人口減少などの様々な課題を解決するためにもICT=情報通信技術を活かして持続可能な社会を実
現していきたい」とあいさつしました。

このあと表彰式が行われ、個人では、離島や山間地でインターネットの通信環境を整備し地域間の情報格差の是正に取り組んだNTT西日本の橋本博さんなどあわせて3人が表彰
されました。

また団体では、おととし、九州北部豪雨で大きな被害を受ける中で臨時の放送局を立ち上げ、災害情報の発信に努めた福岡県朝倉市など10の団体が表彰を受けました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20190603/5000005291.html