チンパンジーがカニ食べることを初確認 京大グループ
https://s.kyoto-np.jp/environment/article/20190529000116
 野生のチンパンジーがカニを食べることを初めて確認したと、京都大のグループなどが発表した。人類に近い類人猿が水中の動物を摂取することを発見したのは初めて。
初期人類が水生動物を食べ始めた過程の推測に役立つという。国際科学誌「ジャーナル・オブ・ヒューマン・エボリューション」に29日、掲載された。

 開けた場所に生息するニホンザルなど霊長類20種がカニを食べることは知られているが、深い森の中に暮らすチンパンジーやボノボ、ゴリラ、オランウータンといった類人猿では知られていなかった。
初期人類も約200万年前から水辺の動物を食べていたことは分かっているものの、開始時期は不明だ。
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