赤磐市上市の市立山陽小学校の児童が27日、校庭にある桃の木の実に、病害虫や風雨から守るための
袋をかける体験作業をした。6月下旬に、再び児童の手で収穫される予定だ。

校庭の隅には、わせ品種「はなよめ」など桃の木が3本植えてあり教師や児童が摘花や水やりなどの
世話をしている。袋かけの体験には3年生約60人が参加。市農業経営者クラブに所属する若手から
「虫や病気が来ないようにするため、おいしい桃ができるよう袋をかけて下さい」と指導を受け、
直径4〜5センチもある数百個の実に袋をかけた。

上村都貴(うえむらみやき)さん(8)は「思ったよりも難しかった。一生懸命育てたい」と話した。
袋かけの作業は各農家でもピークを迎えているといい、昨夏に栽培しているブドウの木が西日本豪雨災害で
被災したという塚本護さん(44)は「果樹にはほどよい雨と日照が必要で、急激な気候の変動がない
穏やかなシーズンになって欲しい」と話していた。

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