「かわいそう」「今後どうしたら」=一夜明けた現場に花束や菓子−川崎児童襲撃

 
 中学3年生の孫がカリタス女子中学に通っているという同区の雫清志さん(70)は、
「かわいそうで居ても立ってもいられない」と悲痛な胸の内を明かした。雫さんの孫は、
亡くなった栗林華子さんと面識があったといい、動揺する姿を見せていたという。
「親が送り迎えした人すら狙われた。これからどうしたらいいのか」と話した。

 長女が同小の卒業生という同区の男性(55)は「娘も同じバスを使っていた。時期が違えば
娘が巻き込まれたかも」と話す。死亡した岩崎隆一容疑者(51)について「生きて責任を取るべきだった。
なぜそんな事をしたのか明らかになってほしい」と憤った。

 近くに住む美容師の大畑夢さん(25)は8カ月の長女を抱いて手を合わせた。現場は保育園の
送り迎えで通る道という。「楽しそうにバスを待っている姿を見てきた。子どもの声が聞こえて元気に
なれる場所だったのにショック」と肩を落とし、「安全に子育てできる場所だと思っていたのに
何を信じたらいいのか」と困惑を隠せなかった。

 同日、休校となった同小周辺はひっそりと静まり返っていた。校舎のカーテンは閉め切られ、
敷地内にはポリ袋に入ったランドセルなどを運ぶ職員らの姿がまばらに見られた。 

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