トランプ大統領 海自横須賀基地で護衛艦「かが」を視察

日本を訪れているトランプ大統領は、午前10時半ごろ、神奈川県の横須賀基地に寄港している海上自衛隊の護衛艦にヘリコプターで到着し、安倍総理大臣の出迎えを受けました。
このあと、両首脳は、そろって自衛隊員やアメリカ海軍の兵士の前で訓示を行うことにしています。

令和になって初めての国賓として日本を訪れているアメリカのトランプ大統領は、午前10時半ごろ、
神奈川県の横須賀基地に寄港している海上自衛隊の護衛艦「かが」に大統領専用のヘリコプターで到着し、安倍総理大臣の出迎えを受けました。

「かが」は、自衛隊最大の護衛艦で、去年策定された新たな「防衛計画の大綱」で事実上の「空母化」が決まり、防衛省は、今後、改修を行って、アメリカから購入する最新鋭戦闘機F35Bを搭載する方針です。

両首脳は、甲板上で写真撮影を行ったあと、ヘリコプターの格納庫に移動し、海上自衛隊の隊員とアメリカ海軍の兵士合わせて500人を前に訓示を行い、強固な日米同盟をアピールすることにしています。

そのあと、トランプ大統領は近くに停泊しているアメリカ海軍の強襲揚陸艦、「ワスプ」に移動し、アメリカ軍の兵士を前に演説したあと昼すぎにも羽田空港から日本を離れる予定になっています。

護衛艦「かが」とは
護衛艦「かが」は、全長が248メートルの海上自衛隊最大の艦艇で、去年末、同じ型の「いずも」とともに事実上、空母化されることが決まりました。

航空機の発着スペースを確保するため、艦橋が片側に寄せられていて、これまで、最大14機搭載できるヘリコプターを運用しながら相手の潜水艦を探知・追尾する任務などに使われてきました。

一方、去年12月に策定された「防衛計画の大綱」では、「かが」と「いずも」の2隻について、戦闘機が発着できるよう改修する計画が盛り込まれ、
日本が戦後保有してこなかった空母としての機能が事実上、追加されることになりました。

防衛省は、これに向けて、アメリカから最新鋭のステルス戦闘機、「F35B」を42機購入する計画です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190528/k10011931991000.html
※動画あり