韓国の交通系ICカードは「T-money」が主流で、どの都市でも使えます。T-moneyはモバイル版もありますが韓国居住者向けのサービスです。
ところがこのT-moneyを海外渡航者でも使えるアプリがAndroid向けに出ています。それがモバイル版「KOREA TOUR CARD」です。

対応機種はAndroid 5.01以上、NFCを搭載しているモデル。また決済時(改札通過時も)にはデータ通信環境が必要となります。
これは決済する際にセキュアデータをその都度通信で取得するからです。
日本のおサイフケータイ対応スマートフォンのように、電源OFFでは使えないので注意が必要です。


改札にスマートフォンをタップします。
タップしても音が聞こえず、赤いランプがつくのですが、赤だとエラーに思えてしまい、タップしなおすと改札側にエラー画面が出てしまったりと、すんなりいかないことがあります。
NFC方式なので日本のFeliCaよりも応答速度が遅いのです。
改札を通るときはスマートフォンを改札の読み取り機の上に確実に置いて、改札口の料金表示部分に運賃が引かれた表示がされることを確認しましょう。
とにかく「日本の改札より反応は遅いもの」と、ちょっと気を付けてタッチする必要があります。

日本なら一瞬ですが、ソウル地下鉄ではスマートフォンをタッチしてから1秒弱かかる、という印象です。
また釜山の空港に行く釜山金海軽鉄道に乗ったところ、改札機が古いせいかスマートフォンにつけていた厚めのカバーを外さなくては反応してくれませんでした。

 また、改札を通るときに毎回アプリを起動するのもやや面倒でした。

残高のチャージごとに3.2%の手数料がかかるのももったいないと思ってしまいました

韓国に行く機会があれば、ぜひ使ってみてください。

NFCスマホならすべて対応! 韓国地下鉄にスマホと日本のクレカで乗る
https://ascii.jp/elem/000/001/862/1862802/
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