中国メディアの新浪網は2019年5月18日付で、さまざまな戦闘機のステルス性能を比較する記事を発表した。
中国のJ-20(殲20)の場合、米国のF-22の100分の1程度の性能で、将来はF-22と同程度のステルス性能を持つ航空機を開発できるという。
また、中国はステルス航空機を探知する技術では極めて先進的と主張した。

同記事によると、ステルス戦闘機として最も早く登場した米国のF-22のRCSはわずか0.001平方メートルだ。同じく米国のF-35は、0.05〜0.15平方メートルと、やや大きい。つまりステルス性ではF-22に及ばない。

ロシアのSu-57は、ステルス戦闘機に分類される航空機の中ではRCSが最も大きい0.1〜1平方メートル。記事は、インドがロシアとの第5世代ジェット戦闘機の開発を取りやめたことを取り上げ、その原因は「インド人のステルス性に対する要求が高かった」と分析した。

記事はさらに、「ステルス戦闘機」登場以前の米国のF-15はRCSが25平方メートルと極めて大きいと紹介。また、軽戦闘機で機体が比較的小さなF-16ではRCSが5平方メートル。ただし改良型のF-16CではRCSが1.2平方メートルと、ステルス性が向上された。
また、中型戦闘機に分類できるF/A-18の場合、RCSは1平方メートル程度という。

記事は、中国がJ-20を開発するに当たっては、ステルス性の確立の面で、中国電子科技集団(CETC)が大きな役割を果たしたと紹介。最終的にRCSを0.1平方メートルに引き下げることに成功したという。

https://news.nic●ovideo.jp/watch/nw5327811

※なお記事ではF-22のRCSは「0.001u」となっているが、一般的に知られているF-22のRCSは、その100分の1である0.0001uです
https://www.globalsecurity.org/military/world/stealth-aircraft-rcs.htm