バーガーキングの国内マーケティングを担うビーケージャパンホールディングス(東京都港区)のホームページなどによると、
東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、岐阜、京都、大阪、兵庫の9都府県の22店舗を24〜31日に閉鎖するとしている。

ツイッターでは「ウソだろ……バーガーキング……今度から何を楽しみにすれば」「閉店と聞いて途方にくれています……」など、
ファンとみられる人たちからの投稿が相次ぎ、「閉店すると知って食べ納めに来た」という書き込みも多く見られた。

大量閉店の理由は何か。ビーケージャパンの担当者は「日本国内の戦略の見直し」と説明する。「7月以降、年内に別の場所に新たに
20店舗のオープンを目指しています。海外で展開する店舗に合わせ、内装にグラフィックアートを取り入れるなど既存店よりアメリカンな店舗にします。
規模を縮小するわけではなく、日本からの撤退の予定もありません」。既に7月に東京都や千葉、茨城両県に計4店舗、
8月に神奈川、千葉両県に1店舗ずつ、9月に埼玉県に1店舗の出店が決まっているという。

バーガーキングは2001年に業績不振で日本から一時撤退したが、日本のロッテなどが「バーガーキング・ジャパン」を設立し、07年に再進出した。
10年に韓国ロッテリアが買収して子会社化し、17年に香港の投資ファンド「アフィニティ・エクイティ・パートナーズ」に運営権を譲渡した。

https://mainichi.jp/articles/20190520/k00/00m/020/121000c
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/05/20/20190520k0000m020114000p/0c8.jpg