谷川議員「韓国か北を相手にした気分」佐賀知事に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190519-00050112-yom-pol

自民党の谷川弥一衆院議員(77)(長崎3区)は18日、長崎県諫早市で
建設中の九州新幹線長崎(西九州)ルートを視察した際のあいさつで、
「難しい問題は佐賀の説得。佐賀の知事には『台湾のような付き合いをしてほしい。
韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ』と言った」と発言した。
報道陣から真意を問われた谷川氏は不適切だったとして、「修正したい」と述べた。

谷川氏は、新鳥栖―武雄温泉間(約50キロ)の整備方式を議論する
与党の検討委員会のメンバー。検討委はこの区間について、
鹿児島ルートと同じ「フル規格」か、在来線を活用する「ミニ新幹線」の
2案に絞って検討しているが、佐賀県の山口祥義(よしのり)知事は、
多額の財政負担などを理由に両案とも反対している。

谷川氏ら国会議員3人はこの日、工事の進捗(しんちょく)状況を
確認するために現場を訪れた。あいさつは、同行した長崎県の
中村法道知事ら地元の首長、工事関係者ら向けだった。

山口知事は4月に東京都で開かれた検討委の会合に出席した。
関係者によると、この会合で谷川氏は「日韓のような関係ではなく、
日台のような関係であってほしい」と発言したという。
谷川氏は検討委での発言について報道陣に「韓国とは言ったかもしれないが、
はっきり覚えていない」と述べた。

山口知事は読売新聞の取材に対し、谷川氏の発言について「真摯(しんし)に
佐賀県と向かい合ってほしい。冷静な議論が必要だ」と語った。