[社説]今や死刑制度廃止を進める時だ ハンギョレ新聞
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/32041.html

死刑制度が犯罪を抑制するという論理はまさに妥当に思える。
しかし最近の研究結果によると、死刑制度と犯罪抑制効果の間には世界的に一貫して因果関係がないと語っている。
国家がしなければならないことは被害者家族の代わりの「報復」でなく、被害者と遺族に対する心理的・財政的支援に最善を尽くすことだろう。

死刑制度廃止を法制化した国家は、1998年の70カ国から昨年106カ国に増えた。経済協力開発機構(OECD)の加盟国の中では韓国と米国、日本だけが制度を維持している。
EUは死刑制度廃止が加盟国加入の前提条件だ。韓国も国際社会のこのような文明の流れに乗るべきである。
死刑制度を廃止し、これに代わる最高刑罰についての具体的な議論を本格化する時だ。