いずれも産経新聞(続きは有料記事)
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首相、日朝首脳会談「条件つけず話し合いたい」 拉致解決へインタビューで決意

 安倍晋三首相は1日、産経新聞の単独インタビューに応じ、日朝首脳会談に
ついて「条件をつけずに金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会っ
て、率直に、虚心坦懐(たんかい)に話し合ってみたい」と早期実現に意欲を
示した。北朝鮮による日本人拉致問題の解決が長引く中、強いメッセージを発
することで事態を動かす決意を示した形だ。

 首相は「5人の拉致被害者の帰国以来、1人の拉致被害者の帰国も実現して
いない。問題解決に向け当初から取り組んできた政治家として痛恨の極みだ」
と述べた。その上で「国際社会との連携と同時に、わが国が主体的に取り組む
ことが何よりも重要だ。日朝の相互不信の殻を打ち破るためには私が金氏と直
接向き合う以外ない」と明言した。
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https://special.sankei.com/a/politics/article/20190502/0001.html
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安倍首相「無条件で日朝会談」…背景に強固な日米関係

 安倍晋三首相は1日の産経新聞の単独インタビューで、北朝鮮の金正恩(キ
ム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と「条件をつけず」に会談する意向を示し
た。平成14年10月に拉致被害者5人が帰国して以来、北朝鮮は約17年間
も拉致問題を「解決済み」などと無視し続け、1人として被害者の帰国は実現
していない。首相はなぜ今、思い切ったカードを切ったのか。

 「金氏と虚心坦懐(たんかい)に話し合いたい」

 インタビューでこう語る首相の表情は、拉致問題の解決に向けた覚悟をうか
がわせた。トランプ米大統領は拉致問題に関する首相の強い思いを受け止め、
米国の協力態勢は揺るぎないものとなった。さらに被害者家族は高齢化が進み、
時間との闘いは予断を許さない。首相はこうした背景や機会を捉え、今回踏み
込んだ発言をしたといえる。
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https://special.sankei.com/a/politics/article/20190502/0002.html