建て替えのため空き地になっている韓国・ソウルの日本大使館跡地。大通りを挟んだ反対側には「慰安婦像」が設置されたままになっており、
日本政府に慰安婦問題での謝罪や補償を求める抗議デモ「水曜集会」の“聖地”となっている。
そのデモは「令和」になっても続きそうだ。韓国在住ジャーナリストの藤原修平氏が、1384回目となる水曜集会の現場を取材した。

4月24日(水)の昼過ぎ、ソウルの日本大使館“跡地”前ではシュプレヒコールが響き渡っていた。
慰安婦問題で日本政府からの謝罪を求める水曜集会が始まったのだ。
慰安婦を象徴する少女像(慰安婦像)には花を編んで作った冠が被せてある。

水曜集会は後半になると、参加グループの代表が歩道上に設けられた特設ステージに立つのが恒例。
この日は小学生の代表が壇上に立ったが、一人の男子児童がハルモニ(元慰安婦のお婆さん)に宛てた手紙を読み始めると、会場はさらに盛り上がりを見せた。

「イルボンノムドゥル(日本の野郎ども)」

 そんな言葉が男子児童の口を突いて出てきた。水曜集会は日本政府への抗議活動の場であるが、それでも「イルボンノム」を使うのは珍しい。
韓国語の「イルボン」は「日本」の意味。
「ノム」は同じく「奴」とか「野郎」と訳されることが多いが、もっと強い「畜生」に近いくらいの蔑称でもある。
喧嘩するときなどは「イノム(この野郎)」と言って相手を威嚇する。

水曜集会の参加者の間では、慰安婦像のある通りは平和路と呼ばれている。
だがそこでは、反日どころか、日本人を蔑視するような発言が平然と行われ、容認されている。
どうやらそれが日本人へのヘイトスピーチになるとは誰一人として思っていないらしく、
その声は、道路の反対側の日本大使館建設予定地だった空き地の、そのまた向こう側のオフィスビルまで届けとばかりに張り上げられていた。

以下から一部抜粋
韓国の小学生が「日本の野郎ども」と連呼する慰安婦デモ密着
https://www.news-postseven.com/archives/20190502_1361688.html