ニューヨーク(CNN Business) 韓国サムスン電子の折り畳みスマホ「ギャラクシーフォールド」をめぐり、
レビュー用端末を手にした一部の記者から、使用開始後数日で壊れたとの指摘が出ている。

米ブルームバーグ通信のマーク・ガーマン記者は「レビュー端末が完全に壊れた。わずか2日で
使用不能になった」と説明。保護フィルムを外したところスクリーンが破損したとして、
その画像をツイッターに投稿した。

米メディア「ザ・バージ」のディーター・ボーン氏は、端末の折り目に欠陥があり「小さな膨らみ」が
できたと主張している。このほか、画面が常時ちらついているとの指摘もある。

サムスンは17日、ギャラクシーフォールドがウェブサイト上で売り切れたと発表した。ただ、
実際に何台売れたのかは明らかにしていない。米国ではAT&TとTモバイルで26日から
入手可能になるが、レビュー用端末の問題が予約販売に影響を与えるかどうか、現時点では不明だ。
サムスンからのコメントは得られていない。

ギャラクシーフォールドは折り畳んだ状態では4.6インチだが、開くと7.3インチのタブレットになる。
値段は1980ドル(約22万円)で、基本ソフト(OS)にはアンドロイド9.0を搭載。色は黒、シルバー、緑、
青の4色を取りそろえる。

サムスンは2月の報道陣向けイベントでギャラクシーフォールドを発表。販売や革新的な新機能といった
点で停滞感がみえるスマホ市場で、リスクを取ろうとする姿勢に対し、アナリストや愛好家からは
称賛の声が上がっていた。
https://www.cnn.co.jp/tech/35135954.html