無免許で学生に麻薬作らせた疑い 松山大学教授を書類送検

麻薬研究者の免許がないのに学生に合成麻薬を作らせたなどとして、松山大学薬学部の61歳の教授が
四国厚生支局麻薬取締部に麻薬取締法違反の疑いで書類送検されました。

書類送検されたのは松山大学薬学部医療薬学科の岩村樹憲教授(61)です。

四国厚生支局麻薬取締部の調べによりますと、岩村教授は平成25年と去年、都道府県が交付する麻薬研究者の
免許がないのに当時の学生に大学内で合成麻薬を作らせたほか、別の麻薬を一緒に所持したとして、麻薬取締法違反の
疑いが持たれています。

また38歳の助教と指導を受けた元学生の合わせて5人も書類送検されました。

調べに対し岩村教授は「研究や指導の目的だった」と容疑を認めているということです。

松山大学によりますと、岩村教授は平成19年から勤務し学生に医薬品の合成方法などについて指導を行っていて、
大学の聞き取りに対し教授は「免許がなく、指導は違法だと認識していた」と説明しているということです。

松山大学の溝上達也学長は記者会見で「極めて遺憾で心よりおわび申し上げます。事案を真摯(しんし)に受け止め、
再発防止策を検討するとともに信頼の回復に努めて参ります」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190416/k10011886161000.html


松山大教授が学生にMDMA合成させる 麻薬取締法違反容疑で書類送検

麻薬研究者の免許がなかったにもかかわらず、合成麻薬「MDMA」を学生に作らせたり、別の麻薬を所持したりしたとして、
四国厚生支局麻薬取締部が16日、麻薬取締法違反の疑いで、松山大薬学部の岩村樹憲教授(61)を書類送検した。
捜査関係者が同日、明らかにした。

捜査関係者によると、岩村教授は医療薬学科の教授で、危険ドラッグなどの薬物を研究。学生に合成させたことを認め
「勉強のためにやらせていた」などと話している。

書類送検容疑は2013年、学術研究を目的として麻薬の製造などを行える麻薬研究者の免許がなかったが、自身の
研究室の学生にMDMAを合成させるなどした疑い。(共同)

https://mainichi.jp/articles/20190416/k00/00m/040/109000c