(CNN) 英国のベテランのコメディアンが舞台で漫談を披露している際、突じょ体調を崩して、死去する異変がこのほどあった。駆け付けた救急隊が現場で死去を確認した。

死因は伝えられていない。CNNの取材に応じた公演会場の経営者によると、コメディアンのイアン・コニートさんは倒れる数分前、心臓発作や脳卒中を話題にしていたという。

コニートさんは体調の悪化を感じて、座り込み、肩をひきつらせるなどの症状を示したが、観客は演芸の一環と受け止めていたという。
60歳代初期とされるコニートさんの体調が急変したのは公演の半分ほどを過ぎたころだった。

最後の舞台となったのはイングランド・オックスフォードから北へ14マイル(約23キロ)離れたバイチェスター町内のバー。

会場の経営者によると、コニートさんが倒れた数分後、同僚のコメディアンが異変に気付き、助けるためステージに駆け寄った。
救急車を求め、観客の中にいた救急救命士が心肺蘇生を試みてもいた。この間、観客は会場から外に出されたという。

コニートさんは1999年に漫談で賞を獲得したこともある。

突然の死去にコメディアンたちはソーシャルメディアなどで弔意を表明。ある有名なコメディアンはツイッター上で
「ベテランのお笑い芸人のイアン・コニートが舞台上で文字通り死去した」と書き込み、「観客は演芸の一環と見なした。戦死だった。コメディーへの献身だった」としのんだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190414-35135717-cnn-int