日産自動車のゴーン前会長が再逮捕される前に、みずからの主張を英語で録画した動画が9日午後、公開されました。動画の全文です。

「私は無実」

もし、皆さんがこの動画を通じて私の話をお聞きいただいているとすれば、それは、
私が4月11日に予定していた記者会見を開くことができなかったということになります。

この場で、4月11日にお伝えしたかった私のメッセージのエッセンスを皆さんにお伝えするとともに、
皆さんが抱いている多くの質問にお答えしたいと思います。

最初のメッセージは、私は無実だということです。これは何も新しいことではありません。
1月に法廷で述べたことを再びお伝えしています。

私にかけられているすべての嫌疑について、私は無実です。
そして、それらの嫌疑に基づいて、私に対してなされている非難についてもまた事実無根です。

それらの非難はすべて、私を強欲な人物、あるいは独裁的な人物として塗り固めるためになされたものです。
それらは、文脈から切り離されたり、偏見に基づいてゆがめられたものです。

私にかけられている嫌疑についてもお話しします。金融商品取引法、新生銀行との契約、
ジュファリ氏に支払った報酬について、私の立場は変わっていません。
108日もの期間を拘置所で過ごしたにもかかわらず、私は常に無実であるという一貫した立場です。

「日本を愛し 日産を愛している」

私が皆さんにお伝えしたい2つ目のメッセージは、私は日本を愛し、日産を愛しているということです。

もし、愛情や愛着、心からのつながりがなければ、20年間をその国で過ごしたり、
20年間をその会社のリーダーとして務めることなど誰もしないでしょう。
そして、この20年という年月に、非常に多くを成し遂げ、非常に多くの結果を残してきました。






ゴーン前会長の動画公開 メッセージ全文
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190409/k10011878151000.html