アップルが5G対応モデムチップの調達に苦戦し、5G対応iPhoneは2021年まで先送りになるとの見方が有力となりつつあるなか、
予想外の方向から救いの手が差し伸べられる可能性が報じられています。
米Engadgetの情報筋によると、ファーウェイは自社で開発した5Gモデム「Balong 5000」を販売する「道を開いている」とのこと。
ただし、ただ1つの企業だけに。その相手がアップルであるとの噂です。
なお米Engadgetの問い合わせに対して、記事執筆時点ではアップルとファーウェイともにコメントを表明していません。
Balong 5000モデムは、1チップで5G・4G・3G・2Gの4世代をカバーするマルチモード5Gモデムで、同社の折りたたみ
スマートフォンMate Xにも搭載されたもの。性能的にはLTE(4G)との互換性とともに5Gの高速および低遅延を実現する
ミリ波もサポートされ、アップルの求める水準をクリアしていると思われます。
それでもにわかに信じがたい理由は、1つにはファーウェイが少なくともコア技術といえる最新SoCや5Gモデムチップを
他社に販売した実績がないから。同社の代表も今年初めに「Balongは主にスマートフォンやIoT製品と言ったHuaweiの
スマート機器をサポートするためにあり、社内使用のみ」と述べていました。
https://japanese.engadget.com/2019/04/09/5g-balong-5000/