1−3月期業績不振のサムスン電子が異例の事前警告

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 当初予想に比べ、ディスプレー、メモリー事業の環境が思わしくなく、第1四半期(1−3月)の全社実績は市場の期待水準を下回ると予想される−−。

 サムスン電子は26日、1−3月期の決算短信発表を10日後に控え、異例の発表を行った。決算短信の発表予定日は4月5日だ。
同社が事前にこうした発表を行った例はない。「一部事業の不振で業績が市場予測を大きく下回るとみられ、投資家の理解を
助けるために事前資料を出した」というのが同社の説明だ。小口株主が増える中、市場の衝撃を和らげるために予防注射を打った格好だ。

 これまで証券業界はサムスン電子について、半導体市況の低迷による業績不振を予想してきた。韓国の証券各社が予想した
同社の1−3月期の営業利益は平均で7兆1000億ウォン(約6900億円)だった。前年同期(15兆6400億ウォン)の半分にも満たない。
こうした中、サムスンは具体的数値を示さなかったとはいえ、業績が予想をさらに下回ることを示唆した。発表を受け、
メリッツ綜金証券はサムスン電子の1−3月期の営業利益予想を6兆2000億ウォンに下方修正したリポートをまとめた。

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