民泊で人生の再生をはかったシングルマザーの話〜金欠フリーライター、民泊をはじめる
「私が離婚した時、残されたのは家一軒だけでした。元夫が働いていなかったこともあり、慰謝料・養育費は一切とれませんでした」
都内で民泊ホストを続けるイラストレーターのシングルマザー・サユコ(仮名・敬称略)の述懐である。現在小学生と二歳の子供がいる。
小学生の子供は前夫の子供で、二歳の子供は現在のパートナーとの子供である。
拙著「貧困脱出マニュアル」で分析したが、日本の貧困はほとんどパターンが同じである。離婚したシングルマザーが元夫から何らかの事情で
慰謝料・養育費が取れず、再就職できない。そして貧困の負のループにはまって抜けられない。筆者の実家もそうだったし、
筆者がそこから抜け出せたのは稀有な事例である。
唯一サユコに残されていたのは都内の一軒家だった。「地上二階・地下一階、地下は大きな一部屋で、一階が二部屋とトイレ、二階がリビングと
お風呂という間取りですね」
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