SNSの利用がきっかけで性犯罪の被害に遭った子どもは、去年1年間で1800人余りに上り、
このうち、「ツイッター」が使われたケースが、全体のおよそ4割を占めたことが警察庁のまとめで分かりました。

警察庁によりますと、去年1年間にSNSの利用がきっかけで、
性犯罪の被害に遭った18歳未満の子どもは全国で1811人と、これまでで最も多かったおととしより2人減りましたが、依然として深刻な状況が続いています。

被害に遭った子どもが利用したサイト別で見ますと、「ツイッター」が718人と最も多く、全体のおよそ4割を占めました。

続いて、「ひま部」が214人、「LINE」が80人、「マリンチャット」が78人などとなっています。

一方、被害に遭った子どもたちに、SNSを利用する際の注意点について学校で指導を受けていたか尋ねたところ、
半数以上が「指導を受けていた」と回答し、教育現場で取り組みが広がる一方で、十分な成果につながっているとは言い切れない現状も見えています。

警察庁は引き続き、学校やSNSの運営会社とも連携を強化して、子どもの被害の防止に取り組んでいくことにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190317/k10011851131000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190317/K10011851131_1903162258_1903170508_01_02.jpg