小6女児2人が飛び降り死亡、明らかになってきた命を落とす直前の2人の様子 愛知・豊田市

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190314-00010006-sp_ctv-soci

12日、愛知県豊田市で卒業を間近に控えた小学6年生の女の子2人が、マンションから飛び降り亡くなりました。命を落とす直前の2人の様子が徐々に分かってきました。

 2人の女の子がマンションから飛び降り、死亡してから2日。近所の人たちからは2人をしのぶ声が聞かれました。

「小さいときに、ここの道路でお父さんが自転車に乗せたり、練習していた」(近所の人)

 家族と仲良く遊ぶ様子も目撃されていた2人。
 
 一方で別の近所の男性は、普段手を挙げてあいさつを返してくれていた2人が、飛び降りる直前は「落ち込んだ表情で返事をしてくれなかった」とも証言しました。

 卒業式を1週間後に控えていた2人に何が起きていたのでしょうか。

「大きく気になるような様子はなかったと聞いています」(女の子が通っていた小学校の校長)

 捜査関係者などによりますと、2人が死亡したマンションの踊り場に残された遺書のような十数枚のメモには、2人が具体的ないじめの被害を訴えるような記載はなかったといいます。

 友人への感謝や今後の進路について触れられていましたが、深刻な悩みを打ち明けるような内容は特になく、中身を読んだ警察関係者も死の背景に何があったのか判断しきれないといいます。

 また、教育委員会によると、2人のうちの1人は、周囲に「死にたい」と普段から漏らすことがあったといいますが、担任からは、深く悩んでいる様子はみられなかったとしています。

 2人はなぜ飛び降りたのか、理由はまだはっきりしません。2人が通っていた小学校では14日夜、6年生の保護者会を開き、これまでわかっている経緯や今後の対応などを説明する予定です。