県内の旅行大手の沖縄ツーリスト(OTS、那覇市、東良和会長)がセブン―イレブン沖縄(久鍋研二社長)とフランチャイズ契約を結び、コンビニエンスストア事業に参入すると発表した。
沖縄のリーディング産業、観光業の中核的存在のOTSが本社ビル1階を改装して異業種に参入する背景には“地の利”を生かす狙いがある。
同時に、旅行の売り方が変化する中で、会社の柱は変えずに、トレンドを捉えて商機に生かそうとする変革の一端に位置付けられそうだ。

中略

OTSはコンビニ経営でも地元の旅行業者という強みを生かす。
インバウンドの約7割がコンビニで買い物をしていることから、セブン店舗では免税コーナーを充実させ、客単価を増やす計画だ。
インバウンドには多言語対応が欠かせないが、社員の1割は外国人で豊富な人材も生かすこともできる。
石坂取締役は「着地型でどのようなストーリーが描けるかが今後重要になるだろう」と優位性をどう築くかが鍵になるとの見方を示した。
旅行とコンビニ経営がどう融合していくか今後の展開が注目される。 

異業種参入に地の利 OTSコンビニ経営
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