薄毛に悩む人に朗報だ。なんと、近い将来に世界初の「毛髪バンク」を開設されるというのだ。
若いうちに髪の毛の細胞を預けておけば、将来薄毛になっても自分の細胞で髪の毛を再生することが可能になるという。
英紙「Daily Mail」(2月29日付)によると、世界初の毛髪バンクを開設したのは英企業の「HairClone」。
そのシステムは至極簡単だ。まだ毛髪が残っているうち、できれば若い頃に100個ほどの毛包を採取し、それをマイナス150℃で冷凍保存。
薄毛が気になり始めたら、それらを解凍し、培養することで、自らの毛包細胞を植え込むことができるようになるという。

「私たちの治療法のポイントは、薄毛を若返らせ、必要なだけの髪の毛を再生することです。
ヘアークローニングの利点はどんな時でも髪の毛を生み出すことにあります。
将来的に髪の毛が尽きてしまうことを心配しなくていいのです。後の人生のための保険のようなものです」(HairClone社メディカルディレクター、ベッサム・ファージョ医師)
ファージョ医師は、なるべく若いうちに状態の良い毛包細胞を保存しておくべきだとアドバイスしている。

これまでにも毛包細胞を移植する増毛技術は存在したが、培養された毛包細胞はすぐに機能を失ってしまうことが多かった。
しかし、最近この分野に科学的ブレークスルーがあり、培養がうまくいくようになったという。HairClone社のシステムもそれなくしては不可能だったそうだ。
気になる毛髪バンクの利用料だが、初期費用が2,500ユーロ(約30万円)、毎年の保管料が100ユーロ(約1万3千円)とのことだ。
既存の植毛治療と比べてもそれほど高くない。むしろ安いぐらいではないだろうか?
ただし、細胞の移植は3年〜5年置きに行うことで若々しい髪の毛を保つことができるという。

以下略
https://tocana.jp/2019/02/post_86257_entry.html
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