26日の官房長官会見で、東京新聞記者は「(会見は)一体何のための場と思っているか」と質問。
菅氏は「あなたに答える必要はない」と述べていた。

 菅氏は27日の会見で、発言の理由について「これまで累次にわたり、官房長官会見は記者の
質問に対し、政府の見解や立場を答える場だと述べてきた。あえて繰り返す必要はないということだ」
と弁明。発言を修正する考えはないかとの問いには「それはない」と答えた。「会見は極めて大事だ」
とも語った。

 同記者をめぐっては、事実に基づかない質問を繰り返すとして、首相官邸が東京新聞や
内閣記者会に対応を申し入れてきた経緯がある。「回答拒否」は、菅氏が同記者にいら立ちを
募らせていたことが背景にあるとみられる。

 一方、立憲民主党の辻元清美国対委員長は国会内で記者団に「記者に圧力をかけ、誠実に
答えない。官房長官として失格だ」と非難。国民民主党の玉木雄一郎代表も会見で「どんな時でも
丁寧に、真摯(しんし)に答弁してほしい」と注文した。(2019/02/27-17:23)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022700996&;g=pol