近年海外からの人気も高まっている、北海道産の「ホタテ」。
このホタテが北海道有数の産地で大量に死滅し、水揚げ量がおよそ3分の1と壊滅的な状況になっている。
不気味な形の外来生物の影響も指摘される中、原因の本格的な調査が行われている。
北海道有数のホタテの産地、噴火湾。
しかし、今シーズンは異変が。
水揚げされたのは、貝柱がなくなった無数のホタテ貝。
そして、よく見てみると、ブドウのような形の外来生物のザラボヤが大量に付着している。
ザラボヤは、ホタテの成長を妨げ、死に追い込むといわれているが、ホタテ漁師・山戸勝久さんは、
「商売にならない。本当に死活問題だ。原因だってまだわからない。なんで死んでるのか」と話した。
ホタテが大量死している主な原因はまだ特定できておらず、その影響は、来シーズン出荷予定の稚貝にまで及んでいる。
引き締まった身と甘みが人気の名産品はよみがえるのか。
専門家は、カメラを仕掛け、常時ホタテを監視して大量死の原因究明を急いでいる。

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