https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190212-00000032-asahi-soci
インターネットで青汁を販売する健康食品販売会社「メディアハーツ」(東京都渋谷区)が、架空の経費を計上して2年分で数億円の法人所得を隠した疑いがあることが、関係者への取材でわかった。
東京地検特捜部は12日、社長の三崎優太容疑者(29)を法人税法違反(脱税)容疑で逮捕した。
【写真】健康食品販売会社「メディアハーツ」に家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら=2019年2月12日午前10時41分、東京都渋谷区、小林孝也撮影
関係者によると、社長は架空の広告費を計上して、2年分で数億円の所得を隠し、法人税の支払いを免れた疑いが持たれている。さらに知人が広告費の計上に協力していたという。
東京国税局が昨年、同容疑で強制調査(査察)に入り、調べていた。三崎容疑者は「広告費は正当な支払いだった」と容疑を否認しているという。
三崎容疑者は「青汁王子」として民放のニュース番組などに出演。昨年8月、自身のツイッターで国税局から連絡を受けたことを明かしたうえで、「20億円は税金を納めている。
全部記録済み」「数十億円納税して、この仕打ちはやってられない」などと投稿していた。
信用調査会社によると、同社は2007年に設立。17年9月期の売上高は約120億円で、前年比6・5倍だった。青汁などの健康食品や化粧品の販売で急成長しているという。