【ソウル共同】韓国国防省は15日、文在寅政権では初となる国防白書(2018年版)を発表した。
南北関係改善を受け、北朝鮮を「敵」とする従来の表記を削除した。
ただ北朝鮮の大量破壊兵器は「朝鮮半島の平和と安全に対する脅威」とし、あらゆる状況に備えると強調した。

白書は隔年で作成し、前回の16年版は「北朝鮮の政権と北朝鮮軍はわれわれの敵だ」と明記していた。
南北は昨年4月の首脳会談で「一切の敵対行為を全面的に中止する」と合意。
韓国政府関係者は「公式の冊子で敵と規定したまま、北朝鮮軍と敵対行為の解消措置を協議するのは矛盾だ」として「敵」表記の削除方針を示していた。

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