スキー場のコース外で天然の斜面を滑るバックカントリースキーを巡り、青森県の八甲田山周辺の関係団体が、遭難者に救助費用の自己負担を求めるルールを策定した。
これまでは無償だった。無謀なスキーヤーや冬山に慣れない外国人観光客が増えているためで、担当者は「ルールが抑止力となり、事故防止につながれば」としている。
 策定したのはロープウエー運営会社や宿泊業者などでつくる八甲田山岳スキー安全対策協議会。
 ルールでは、コース外でスキーをする人に県警への登山届提出を強く促した上で、コース外での遭難や、コース内でもスキー場の営業時間外に救助要請があった際は、
本人や家族に人件費や圧雪車の運行費用がかかることを伝え、同意を得て救助を始めるとしている。協議会によると天候や積雪量によって変わるが、救助には3、4人必要で、
人件費だけでも10万円ほどかかるという。

https://www.sanspo.com/geino/news/20190114/sot19011414480008-n1.html