フランスで9回目となるマクロン政権への大規模な抗議デモが行われ、一部のデモ隊と警官隊が衝突するなど混乱が起きました。

 去年、燃料税増税反対に端を発した反マクロン政権デモ、いわゆる「黄色いベスト運動」は年が明けても続いていて、 
毎週土曜日の大規模デモは今回で9回目となりました。

 フランス内務省によりますと、12日にはフランス全土でおよそ8万4000人、パリでは8000人が参加し、
先週5日よりも3万4000人以上増えました。一部のデモ隊が警官隊と衝突を繰り返し、これまでに244人が拘束されています。

 マクロン政権は、最低賃金の大幅増額など生活困窮者への対策を打ち出したほか、来週から大統領自ら地方を回り、
国民との対話を始める予定ですが、デモが沈静化する見込みは立っておらず、混乱の長期化が予想されています。(13日07:37)

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