新潟を拠点に活動するアイドルグループ・NGT48の山口真帆が、帰宅時に男に暴行を受けるという卑劣な事件が昨年12月に発生していた。
しかしこの事件がマスコミによって報道されたのは、年が明けた1月9日。
それも、8日から9日にかけて山口真帆自身が、SHOWROOMの配信動画やTwitter投稿で“告発”をしたから明らかになったことだ。
もし彼女が黙っていれば、この事件は闇に葬られていたかもしれない。

 本来であれば、彼女たちをマネジメントするAKSサイドが、早急に事件を把握し、公表すべきだっただろう。
また、過去の例を見ても、「ファンがアイドルを襲撃した」などというショッキングな事件があれば、アイドルたちを守り他のファンへ警告する意味も込めて、重要事項として公表しているはずだ。
にもかかわらず、一カ月も秘匿されていたのはなぜか。

 襲撃した犯人たちは不起訴処分で釈放されているが、これは冤罪を意味するものではなく、
山口側が騒動を内々に処理するために被害届を取り下げたためであり、事件は実際に起こったことである。

 しかし騒動は「処理」されなかったようだ。
山口は、犯行を手引きした悪質なメンバーがNGT48のメンバー内に複数いると訴え、NGT劇場支配人の今村氏に「悪質なメンバーの処分」を依頼、
真面目なメンバーたちが安心して活動できるグループにしてほしいと望んでいたようだが、一カ月が経過してもなお、そうした動きは見られなかった。

 さらに事件が公になってもなお、その動きはない。山口をはじめ複数のメンバーが新潟の劇場からそう遠くはない場所にあるマンションで生活しているようだが、
山口のTwitter投稿によれば、犯人の一人は「あるメンバーの部屋」から出てきたという。

 想像してみてほしい。帰宅した玄関先で男に襲いかかられ、マンション内の別の部屋のドアが開けば普通は「助かった」と思うだろう。
しかし出てきたのはなぜか、犯人の仲間だった。このとき彼女が感じた恐怖は、はかりしれない。

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