1月3日、国際学術誌「PLoS ONE(プロスワン)」が興味深い論文を発表した。
研究論文は、イギリスのサセックス大学と米国ミズーリ大コロンビアキャンパス(MU)の共同研究グループが性不平等を測定する
「性不平等基礎指数」(BIGI・Basic Index of Gender Inequality)を開発、導入し、世界の人口は約63億人を調査したものである。

研究では、134カ国のうち91カ国で、女性が男性よりも良い環境にあることが分かった。一方、残りの43カ国では、
まだ女性が低い環境に直面していることが確認された。

研究者によると、BIGIは教育の機会と平均健康寿命、全体的な生活の満足度との三要因に基づいて置かれて評価したもので
スコアはゼロ(0)に近いほど、その国の男女平等のレベルは高くなる。すなわち、0は完全な男女平等を示す。

結果を詳細に見ると、134カ国のうち、イタリアが0.00021点と、男女平等に最も近い国となった。イタリアでは多少であるが、
男性が少しだけ優位にあることが分かったがほんの些細な数字に過ぎない。

続いて、イスラエルが0.000626点をとなり、男女平等に二番目に近い国となった。しかし、この国でもまだ男性がより優位にある。
次いでサウジアラビアが-0.001554点となって3位を占めた。ここでスコアがマイナスである理由は、女性がより優位にあることを
示している。さらに驚くべきことに、中国が0.00626点を受けて、8位を占めたという。すなわち、この国も男性がより優位に
あるというものである。

(つづく)

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