<7201.T>前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)の弁護団が8日午後に会見し、
特別背任に関しては全く嫌疑がなく、
犯罪の容疑がないとの見解を強く主張した。
https://blogos.com/article/349843/
会見は東京都千代田区の日本外国人特派員協会で行われ、
大鶴基成弁護士らゴーン前会長の弁護団は、ゴーン前会長の私的な投資の損失を
日産に付け替えたとする東京地検特捜部の主張は「全く嫌疑がない、
犯罪の容疑がないと考えている」(大鶴弁護士)と述べ、全面的に争う姿勢を明確にした。


ただ、今回の特別背任容疑は「かなり事情が違う」とし、このタイミングで会見を開いた背景を説明した。
金商法違反についても「取締役会の議事録を読んで、対策をとっていきたい」としている。
大鶴弁護士は、日本語と英語の証拠が混在していることもあり、
第1回公判まで半年かかるかもしれないとしたうえで
「一般論として特別背任を否認しており、第1回公判まで保釈が認められないことを懸念している」と述べた。

弁護団は8日夜、「ゴーン氏を勾留する理由がない」とし、東京地裁に勾留取り消しを請求した。
11日に勾留期限を迎えるが、ゴーン氏が特別背任罪で起訴され、釈放されない場合、
速やかに保釈を請求する方針も明らかにした。